〈ケア〉を考える会 第66回例会について

みなさま 林道也です。

 

先日、琵琶湖畔で尺八を吹いていました。

長閑な日でした。 菜の花が咲いて、春霞の琵琶湖の向こうに雪を被った比良山の連なりが見えました。

 

さて、〈ケア〉を考える会のご案内です。

次の例会は、2月27日(日)です。 13時30分から、二条のマンションで。

第1部では、鷲田清一著『死なないでいる理由』の「まとまらないこと――介護という関係」(P.117~)について語り合います。

そして第2部は、いつも通り、食べて飲んでの会になります。

参加費無料、持ち込み歓迎、です。

大阪の上條さんから、美味しい奈良の新酒を持って参加するとの申し出がありました。

どなたでも参加できます。 初めてのかたもお気軽に。

 

 

1月13日、芦屋で鷲田さんの講演会がありました。

みんながリーダーになりたがる社会はうまくいかない。

リーダーシップでなく、フォロワーシップがたいせつ。

お互いに支えあう。

いざとなったら頼る。 相手が困っていたら支える側になる。

老いても誰かに支えられて生きる。

「自立」とは、他人から独立していること(インディペンデンス)ではない。

人は他人との支えあい(インターディペンデンス)で生きている。

そうした支えあいのネットワークのなかにあること。これが「自立」。

完全な自立などあり得ない。

 

そんな話に聞き入っていました。

『死なないでいる理由』にもそうした記述がありましたね。

鷲田さんの話は、聞く人を引き付ける魅力を持っています。

 

では、会で。