シンポジウム「高齢社会における人工栄養を考える」


 日時:2011年5月29日(日)13:00~17:00
会場:大阪大学中之島センター 7階セミナー室(定員102名)
  大阪市北区中之島4-3-53  

  (http://www.onc.osaka-u.ac.jp/

シンポジスト
(1)荒金 英樹(京都市・愛生会山科病院 医師)「終末期患者、高齢者の人工栄養を考える ~栄養サポートチームの立場から~」
(2)前田達慶(神戸市・メディケアシステム訪問看護・リハビリセンター言語聴覚士/神戸大学大学院生)「経口摂取を試みる現場の意見から」
(3)会田薫子(東京大学 死生学・応用倫理センター特任研究員)「認知症末期における人工的水分・栄養補給法」
司会:浜渦辰二(大阪大学大学院文学研究科)

 

シンポジウムの趣旨:
昨年度4回の「高齢社会」シリーズのシンポジウムを行って参りましたが、そこで終末期医療や看取りのあり方について考えるなかで、何度も「人工栄養」の問題が触れられてきました。医療技術の発達は、これまで助からなかった多くの人々を救ってきましたが、その一方で、こういう状態にある人にまでその技術を使うことはどうなのかと考えさせられることもありました。ちょうど、そんな矢先の昨年7月25日(日)、NHKテレビのETV特集「食べなくても生きられる~胃ろうの功と罪~」という番組が放映され(11月には再放送)、日本に胃ろうを広めた鈴木裕医師自身が、いま、回復する見込みの少ない患者に胃ろう治療をすべきなのかという疑問を呈していることが紹介され、大きな反響を呼びました。今年2月に開催された日本老年医学会主催のシンポジウムで「経口摂取困難となった認知症末期患者に対する人工栄養施行の実態調査」を報告された会田薫子さんをお招きして、京都の医師・荒金英樹さん、神戸の言語聴覚士・前田達慶さんお二人の現場のお話をお聞きしながら、問題をともに共有しながら考えたいと思います。

 

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詳しくは、次をご参照ください。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~cpshama/clph-care/anh-symposium-20110529.pdf
参加予約が必要です。はがき又はメールでお申し込みください。氏名、TEL、FAX、メールアドレスを明記願います。定員になり次第締め切ります。満席となりお断りする場合にのみ、連絡いたします。
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〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室
「ケアの臨床哲学」研究会宛
E-mail :cpshama@let.osaka-u.ac.jp
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         ◆ このシンポジウムは、〈ケア〉を考える会 が共催します。